『MOTHER』シリーズの思い出

ゲーム

本日2025年7月27日はMOTHERシリーズの1作目『MOTHER』が発売されて36周年だそうです。

36周年…
MOTHERシリーズもすっかり歴史の長いゲームになったのだなぁと思うと感慨深いです。
2006年にシリーズ3作目となる『MOTHER3』以降新作は出ていないものの、NintendoSwitchのサービス“Nintendo Switch Online”で配信されていたり、キャラクターや音楽などの要素が『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズに取り入れられたりしています。
また『UNDERTALE』の作風もこのシリーズから影響を受けていたりと現在でも愛されている作品だと思います。

というわけで、今回はMOTHERシリーズの思い出を語ろうかと思います。

私が初めて『MOTHER』シリーズに触れた当時は小学生。当時は父が『MOTHER2』をプレイしているのを横で見ているのが楽しみでした。
ある日両親の部屋を探検していた時に『MOTHER2』のパッケージに似た赤い箱のゲームソフトとファミコンを発見!
この謎のソフトを遊ぶためにRFスイッチ(ファミコンとテレビのアンテナを差し込む部分に接続するケーブル)の取り付けに苦労したのちに起動したゲームは『2』の主人公と似た姿のキャラクターが出てくるゲームでした。それがシリーズ1作目『MOTHER』との出会いでした。

小学生当時はMOTHERがシリーズものだということ、『1』が存在することを知らなかった私はファミコンでも『MOTHER2』が遊べるんだと勘違いしたまま遊んでいました。しかし、敵キャラクターのデザインが『2』に比べてなんだか怖かったりで序盤でギブアップ。ちゃんと『1』をプレイしたのは中学生になってからでした。
『2』と比べるとシリアス寄りな世界観で敵キャラクターもおどろおどろしいのが多かったりするのだけど、糸井重里氏が紡ぐあたたかみのある言葉の数々。わりと明るい性格のキャラクターたちや時折挟まれる他ゲームのパロディ的なものからは笑いと勇気をもらいました。

RFスイッチの接続の悪さとも闘いながらなんとかエンディングまでこぎつけましたが、正直エンディングでは『2』プレイ後でもあったせいか「え?これで終わりなの?」となんとももやもやした気持ちになりました。だけど、美しいメロディがなんだか感動を誘ってくるのです。ラストダンジョンを自作マップを作って攻略した苦労が報われたのも感動的な雰囲気につながっていたのだと思います。
後から知った話ですが、FC版のラストがあのようになってしまったのはカセットROMの容量の都合のためだったようです。

その後のGBAで発売された『MOTHER1+2』では『1』のゲーム性の向上に加えてエンディングが追加され、キャラクターたちのその後が語られて良かったです。
このゲームでハロウィンやイースターなどの海外のお祭りを知ったり、オマージュ元のひとつである『スタンドバイミー』の原作を読んだり。他にも思い出がいっぱいです。
ゲーム本編以外のコンテンツも魅力的で、サントラを初めて聴いたときはヴォーカル付きのものもあったりで驚きました。
公式ガイドブックも旅行のガイドブックのような仕様になっており、ただのゲーム攻略本としてではなく、そのゲームの世界観に入り込んだような気分になれるのがおもしろいです。糸井氏の人脈なのか、昨今のゲーム界隈でその名を聞くのは珍しいような意外な著名人が多くコラム等を寄稿しているのも印象深いです。
小説もあったりで意外と幅広くメディア展開されているのも驚きでした。

『MOTHER2』との出会いは最初の方に書いた通り、父がプレイしているのを見ていたのがきっかけでした。ゲーム開始時に父が「主人公の名前なんにする?」と言ったので『2』発売の1週間前に産まれた弟の名前をリクエストしたり(ポーラは妹の名前にしていました)テレポート失敗時にまっくろになるキャラたちに爆笑しながら楽しんでおりました。父がクリアした後に遊ばせてもらいましたが、遊ぶ順番は『1』より先になりました。
父のクリアデータをこっそりのぞいてみたのですが、ラストのプレイヤーネームがまさかの私の名前になっていて、何といえば良いのか…ちゃんと親に愛されていたようでちょっと嬉しかったです。

それから…
『2』発売から数年後『3』の発表があったと思えば何度か発売延期になったりでしたが、2006年にGBAソフトとしてなんとか発売されました。
その頃は私も大学生。アルバイトして、今度は私が父にソフトをプレゼントしました。

『MOTHER3』は温かみのあるグラフィックはそのままでしたが、世界観やストーリーが過去2作からガラッと変わっており、色々と衝撃でした。
いわゆる鬱展開もあり気分が重くなることも多かったですが、物語の結末を知りたくてなんとか頑張ってクリアしました。
サウンドバトルやモンスター図鑑の要素はおもしろかったです。

以上『MOTHER』シリーズの思い出語りでした。
現在でもグッズの販売やイベントも実施されているのは嬉しい限りです。

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